結婚相談所のプロフィールで個人事業主の年収は「売上」と「所得」のどちらを見る?会社員の源泉徴収票との違いや、開業直後の収入証明、婚活で誤解されやすい年収表記について、山形の結婚相談所ハートフルコネクションが分かりやすく解説します。
「結婚相談所のプロフィールで、個人事業主は年収をどう考えればいいの?」
会社員の方は源泉徴収票を見れば比較的分かりやすいのですが、個人事業主や自営業の方からは、
「売上を年収として書くのでしょうか?」
「所得を書くのでしょうか?」
「開業したばかりで、まだ1年間の年収が分かりません」
といったご質問をいただくことがあります。
今回は、山形で結婚相談所を運営する婚活カウンセラーの立場から、会社員と個人事業主では「年収」の見方がどのように違うのかを分かりやすく解説します。
結婚相談所では、なぜ収入証明書を提出するの?
結婚相談所では、プロフィールに記載する情報の信頼性を高めるため、活動開始時にさまざまな証明書をご提出いただきます。
収入についても同様です。
会社員であれば、
- 源泉徴収票
- 所得証明書
など。
個人事業主・自営業であれば、
- 確定申告書
- 所得証明書
- その他、収入を確認できる書類
などを確認します。
IBJ加盟相談所でも、源泉徴収票や確定申告書、所得証明書などを収入確認書類として案内しています。
マッチングアプリなどとは異なり、本人が自由に「年収○○万円です」と申告するだけではなく、証明書をもとに確認することが結婚相談所の安心材料の一つです。
会社員の場合、「年収」はどこを見る?
会社員の場合、一般的に「年収500万円です」というと、税金や社会保険料などが引かれる前の給与・賞与を含めた金額をイメージします。
源泉徴収票では、基本的に「支払金額」を見ると分かりやすいでしょう。
国税庁も、源泉徴収票の「支払金額」について、その年中に支払いが確定した給与等の総額を記載する欄と説明しています。
たとえば、
源泉徴収票の支払金額:500万円
であれば、一般的には
年収500万円
という表現になります。
ただし、ここで一つ覚えておきたいことがあります。
会社員であっても、税務上は、
「給与収入」と「給与所得」は同じではありません。
源泉徴収票を見ると「支払金額」とは別に「給与所得控除後の金額」という欄があります。
つまり、
会社員だから「収入=所得」なのではなく、
一般的な会話で「年収」という言葉を給与収入の意味で使うことが多い
ということです。
個人事業主の「年収」は少し考え方が違います
ここが今回の記事で一番お伝えしたいところです。
個人事業主の場合、
売上と所得はまったく同じものではありません。
国税庁では、事業所得について、
総収入金額 − 必要経費 = 事業所得
という考え方をしています。
例えば、
年間売上 800万円
必要経費 500万円
だった場合、
事業所得は
300万円
となります。
つまり、
「年間800万円の入金があるから、会社員でいう年収800万円と同じ」
というわけではありません。
ここが会社員と個人事業主の数字を比較するときに、非常に誤解されやすいところです。
「売上800万円」と「会社員の年収800万円」は同じではない
例えば、二人の男性がいたとします。
Aさん 会社員
給与収入 800万円
Bさん 個人事業主
年間売上 800万円
必要経費 500万円
事業所得 300万円
数字だけを見ると、どちらも「800万円」です。
しかし、中身はまったく違います。
個人事業主の場合には、
- 仕入れ
- 家賃
- 広告宣伝費
- 通信費
- 車両費
- 外注費
など、事業を行うためのさまざまな経費が含まれている場合があります。
そのため、「売上だけ」を会社員の年収と単純比較しないことが大切です。
IBJ加盟相談所の公開案内の中にも、自営業者について「年収(事業全体の売上)」と「所得(経費を差し引いた金額)」を分けてプロフィールに記載すると説明している例があります。
実際のプロフィール登録については、所属する結婚相談所や連盟の最新ルール、提出された証明書に基づいて確認することになります。
「所得が低い=生活できない」とも限りません
一方で、もう一つ注意したいことがあります。
それは、
所得だけを見て、その人の生活力や経済状況をすべて判断することも難しい
という点です。
個人事業主の場合、事業内容によって必要経費の割合は大きく違います。
設備投資をした年もあれば、開業初年度で広告費などが大きくかかる場合もあります。
そのため、
「所得300万円だから、この人の経済力は会社員の年収300万円とまったく同じ」
と単純に判断するのも適切ではありません。
婚活プロフィールの数字は、あくまで相手を知るための一つの情報です。
大切なのは、その数字だけで人物全体を判断しないことです。
開業したばかりの場合はどうするの?
個人事業主の方から特に多いのが、
「開業したばかりなので、昨年の確定申告書がありません」
「今年は売上が大きく変わる予定ですが、どう記載するのでしょうか?」
というご相談です。
ここで大切なのは、自分の予想だけで年収を決めないことです。
「今年はたぶん600万円くらいになると思います」
という予測と、
「証明書で確認できる600万円」
では意味が違います。
結婚相談所ではプロフィールの信頼性が非常に重要です。
そのため、開業直後・転職直後・独立直後など、直近の証明書だけでは現在の状況を正確に表しにくいケースについては、相談所側に状況を説明し、どの書類を使い、どのようにプロフィールへ反映するのかを確認することをおすすめします。
婚活では「年収の数字」以上に説明の仕方が大切
私は婚活サポートをしていて、年収について感じることがあります。
それは、
数字そのものよりも、相手に誤解なく説明できることが大切
ということです。
特に自営業や個人事業主の場合、
「売上はいくらです」
だけでは仕事内容や実際の経済状況までは分かりません。
逆に、
「現在は開業2年目で、昨年度は設備投資が大きかったんです」
「売上は伸びていますが、事業拡大のために現在は経費も多く使っています」
「会社員から独立したばかりなので、今後の収入はまだ変動があります」
など、状況を誠実に伝えられる方は印象も大きく変わります。
結婚生活では、お金について話す機会が必ずあります。
だからこそ婚活の段階でも、数字を大きく見せることより、自分の状況を正しく伝えられることの方が将来の信頼につながると私は考えています。
年収だけで結婚相手を判断しないことも大切
婚活ではどうしても、
「年収400万円」
「年収600万円」
「年収800万円」
という数字に目が向きます。
もちろん、結婚後の生活を考えるうえで収入は大切な情報です。
しかし、
会社員なのか
会社経営者なのか
個人事業主なのか
開業したばかりなのか
副収入があるのか
によって、数字の意味は変わってきます。
プロフィールに書かれている数字だけを切り取るのではなく、
どんな仕事をしていて、どんな働き方をしていて、これからどんな生活を築こうとしている人なのか。
そこまで知ることが婚活では大切ではないでしょうか。
よくある質問
Q. 個人事業主は売上をそのまま「年収」と考えていいですか?
税務上、「売上(総収入金額)」と「事業所得」は別です。事業所得は総収入金額から必要経費を差し引いて計算します。
結婚相談所のプロフィールでどの項目にどの数字を登録するかについては、所属する連盟・相談所のルールに沿って確認する必要があります。
Q. 会社員は年収と所得が同じですか?
同じではありません。
一般的に会社員の「年収」と呼ばれているものは源泉徴収票の「支払金額」を指すことが多いですが、税務上の給与所得とは異なります。
Q. 開業したばかりで確定申告をしていない場合は?
開業時期や現在確認できる書類によって対応が異なります。
自己判断で見込み年収を登録するのではなく、活動する結婚相談所に相談し、確認できる書類とプロフィールの表記方法を確認しましょう。
山形で結婚相談所をお探しの方へ
結婚相談所は、単に「出会える場所」ではありません。
独身証明書や収入証明書などを確認し、プロフィールの信頼性を高めたうえで活動できることも大きな特徴です。
ハートフルコネクションでは、会社員の方はもちろん、会社経営者・個人事業主・農業・フリーランスなど、働き方に合わせてプロフィール作成をサポートしています。
「独立したばかりだけど活動できますか?」
「自分の場合、年収をどう記載すればいいですか?」
「収入面が婚活でどう見られるか不安です」
そんな疑問も、活動前の個別相談で一緒に整理していきます。
山形・山形市で婚活を考えている方は、お気軽にご相談ください。
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