50代女性の婚活が増えている理由とは?IBJ結婚みらい研究所の成婚データと山形の婚活相談の現場から、50代からパートナーを求める女性の変化や婚活で大切にしたいポイントを婚活カウンセラーが解説します。
「もう50代ですが、今から婚活しても遅くないでしょうか?」
個別相談で50代女性とお話ししていると、このような言葉を聞くことがあります。
若い頃は仕事や子育て、家族のことに追われ、結婚についてゆっくり考える余裕がなかった。
離婚や死別を経験し、しばらく一人で生活してきた。
子どもが独立し、これからの自分の人生を考えるようになった。
きっかけは人それぞれです。
ただ最近の相談を通じて感じるのは、
「50代だから結婚しなければ」ではなく、「これからの人生を誰かと一緒に楽しみたい」
と考える女性が増えていることです。
実はこれは、私の感覚だけではありません。
50代以上の女性成婚は8年間で約5.8倍
IBJ結婚みらい研究所が2026年7月に公表したデータによると、50代以上の成婚者数は2017年の348名から、2025年には1,389名へ増加しました。
約4倍です。
中でも大きく伸びているのが女性です。
2017年 89名
2025年 520名
8年間で約5.8倍に増えています。
男性も259名から869名へ約3.4倍に増えていますが、女性の伸びは男性よりも大きくなっています。
もちろん、これはIBJの結婚相談所ネットワークにおける成婚データであり、日本の50代女性全体を表す数字ではありません。
それでも、
50代以降に婚活をして結婚する女性が着実に増えている
ことを示す一つの材料にはなると思います。
では、なぜ今50代女性の婚活が増えているのでしょうか。
理由①「自分の人生」を考える時間ができる
50代女性からお話を伺っていると、
「子育てが一段落しました」
「仕事も落ち着いてきました」
「親のことを考えるようになりました」
という言葉がよく出てきます。
30代、40代は、自分のことより周囲を優先してきた方も少なくありません。
ところが50代になると、
「この先の20年、30年を自分はどう過ごしたいのだろう?」
と考える時間が生まれます。
人生100年時代と言われる現在、50代は人生の終盤ではありません。
むしろ、これから先の暮らしを改めて設計するタイミングとも考えられます。
その選択肢の一つとして、婚活やパートナー探しを考える女性が増えているのではないでしょうか。
理由② 結婚に求めるものが変わる
若い頃の結婚では、
「子どもが欲しい」
「家庭をつくりたい」
という希望が大きな目的になることがあります。
一方、50代以降の婚活相談では少し違います。
「一緒に食事できる人がいたらいい」
「旅行を楽しみたい」
「何でも話せる人が欲しい」
「お互いの健康を気遣える関係がいい」
このように、
結婚そのものよりも、その先の暮らしや関係性
を求める方が増えてきます。
IBJのデータでも、50代以上では子どもを「希望しない」「こだわらない」と考える方の方が成婚しやすい傾向が示されています。
年齢を重ねることで、
「何を持っている人か」より「誰と、どう過ごしたいか」
へ結婚観が変化していくのだと思います。
理由③ 将来の「一人」を現実的に考えるようになる
50代になると、これまで漠然としていた老後が少しずつ現実味を帯びてきます。
親の高齢化。
子どもの独立。
友人や身近な人との別れ。
自身の健康。
今は一人でも不自由なく生活できている。
でも、
「10年後、20年後はどうだろう」
と考える瞬間があります。
以前、50代女性とお話しした際にも、
「生活に困っているわけではありません。でも家に帰って、一日の出来事を話せる人がいたらいいなと思うようになりました」
というお話がありました。
これは「一人では生きられない」という意味ではありません。
むしろ、
一人でも生活できるからこそ、これからの人生を誰かと分かち合いたい。
そんなパートナーシップを求める婚活が増えているように感じます。
理由④「誰でもいい」ではなく、自分らしく暮らせる相手を探している
50代になると、自分自身の生活スタイルもある程度出来上がっています。
仕事。
趣味。
友人関係。
家族との距離感。
生活リズム。
だからこそ、若い頃とは違い、
「結婚するために自分を大きく変える」
より、
今の自分を大切にしながら、一緒に暮らせる人を探したい
という希望が多くなります。
ここは50代婚活の大きな特徴だと思っています。
生活のためだけに結婚するのではなく、
人生をより豊かにするためにパートナーを選ぶ。
婚活の意味そのものが変わってきているのです。
理由⑤「年の差婚」より、価値観の近い相手へ
50代の婚活では、お相手との年齢差にも変化が見られます。
IBJ結婚みらい研究所によると、成婚カップルの50代における平均年齢差は、2017年の7.66歳から2025年には3.57歳まで縮まりました。
60代以上でも8.33歳から3.06歳まで縮小しています。
また、2025年の成婚カップル全体では「同年齢」または「妻が年上」の組み合わせが27.8%を占めています。
つまり、
「男性はかなり年上、女性はかなり年下」
という従来のイメージだけではなく、
年齢の近い相手、生活感覚や価値観が近い相手
を選ぶ結婚が広がっています。
50代女性にとっても、これは婚活の選択肢が変化していることを示していると思います。
50代女性の婚活で大切にしたい3つのこと
では、実際に50代から婚活する場合、何を大切にするといいのでしょうか。
1.「どんな人?」より「どんな生活?」から考える
婚活を始めると、
年収
職業
身長
見た目
居住地
など、相手の条件を考えがちです。
もちろん条件も大切です。
しかし50代婚活では、それ以上に、
「休日をどう過ごしたい?」
「仕事は続けたい?」
「一緒に住みたい?別居婚もあり?」
「親や子どもとの距離感は?」
「お金はどう管理したい?」
など、結婚後の生活を具体的にイメージすることが重要です。
2.プロフィールだけで判断しすぎない
条件だけを見ると、
「ちょっと違うかな」
と思う人でも、実際に話してみると、
「一緒にいると安心する」
「話が合う」
「自然体でいられる」
ということがあります。
50代の婚活では、条件の一致以上に、
一緒にいて疲れないこと
が意外と大切です。
プロフィールで100点の人を探すより、
「この人ともう一度話してみたい」
と思えるご縁を大切にしてみてください。
3.若い頃と同じ婚活をしなくていい
50代には50代の婚活があります。
20代、30代と同じように、
「結婚して、子どもを持って、家を建てて……」
という形だけを目指す必要はありません。
同居。
週末婚。
再婚。
事実婚。
お互いの仕事や家族を大切にした関係。
大切なのは形式だけではなく、
二人がどのような関係なら幸せなのか
だと思います。
50代だからこそ、婚活前に「これから」を整理する
私は50代の方と面談する際、
「どんな男性がタイプですか?」
だけではなく、
「これから、どんな人生を送りたいですか?」
という話を大切にしています。
なぜなら、相手探しの前に「自分がどう生きたいのか」が分からなければ、婚活の軸も決まらないからです。
ハートフルコネクションでは、必要に応じてBE–DO–HAVEの考え方を取り入れながら、
どんな自分でいたいのか。
どんな生活を送りたいのか。
そのために、どんなパートナーシップが必要なのか。
一緒に言葉にしていきます。
条件から相手を探す前に、
まず自分のこれからを考える。
50代の婚活では、特に大切な時間だと感じています。
50代は「遅い」のではなく、これからを選べる年代
50代以上の女性成婚者が8年間で約5.8倍に増えているというIBJのデータを見ても、50代からパートナーを探すことは、決して特別なことではなくなってきています。
もちろん、
「50代だから婚活しましょう」
と言いたいわけではありません。
一人の人生を楽しむことも素敵です。
ただ、
「本当は誰かと一緒に過ごしたい」
「これからの人生を分かち合える人がいたらいいな」
という気持ちがあるのなら、
年齢だけを理由に諦める必要もありません。
50代は、
「もう遅い」と考える年代ではなく、
これまでの人生経験をもとに、これからの生き方を選び直せる年代。
私はそう思っています。
山形でこれから婚活を始めようか迷っている方、結婚したいのか自分でもまだ分からない方も、最初から答えを決める必要はありません。
まずは、
「私はこれから、どんな毎日を送りたいのだろう?」
そこから考えてみませんか。
ハートフルコネクションでは、出会いを紹介するだけではなく、その方がこれからどんな人生を送りたいのかを一緒に整理しながら婚活をサポートしています。
「50代からでも大丈夫かな?」
そんなところからでも、お気軽にご相談ください。
https://www.heartfulconnection.jp/otoiawase
参考資料
・IBJ結婚みらい研究所「50代以上の成婚、8年で“約4倍”。データが告げる『シニア婚』時代の到来。」
・IBJ結婚みらい研究所「縮まる夫婦の年齢差。データで見る、令和の『同類婚』のリアル」
