夫との死別や家族との別れを経験し、ひとりの老後に不安を感じる50代女性へ。山形での出会いの難しさや、週末婚・別居婚を含めた自分らしいパートナー探しについて、結婚相談所が実例を交えてお伝えします。
「夫と死別したんです」
個別相談に来られた50代女性が、静かに話し始めました。
ご主人を亡くした後も、悲しみに負けないよう気持ちを強く保ちながら生活してきたそうです。
しかし、その後もお父様、お母様と、大切なご家族との別れが続きました。
10年の間に経験した喪主は3回。
葬儀の準備や手続き、親族への対応など、目の前のことを一つずつこなしながら、自分の気持ちは後回しにしてきました。
そして、すべてが落ち着いた頃、気づけば自宅には自分ひとり。
毎晩、布団に入り天井を見つめていると、自然に涙が流れてきたそうです。
最初は、なぜ涙が出るのか分かりませんでした。
しばらくして、その涙の理由が「寂しさ」と「将来への不安」であることに気づいたと話してくださいました。
※実際に寄せられたご相談をもとに、個人が特定されないよう一部の内容や表現を変更しています。
生活は安定していても、心まで安心しているとは限らない
現在は仕事も健康状態も安定し、日常生活に大きな問題はありません。
周囲から見れば、しっかりと自立して生活している女性に映るでしょう。
しかし、自宅に帰り、夜になると不安な気持ちが押し寄せてきます。
誰もいない部屋でテレビの音を聞きながら、炊事や洗濯を黙々とこなす毎日。
冬になれば、冷えた部屋を自分で暖めます。
体調を崩したときも、食事を用意し、病院へ行き、自分で乗り越えなければなりません。
今は元気に働けていても、これから年齢を重ねれば、体力や健康状態も少しずつ変化していきます。
病気やけがをしたときは、誰を頼ればよいのか。
入院が必要になったとき、手続きをお願いできる人はいるのか。
仕事を辞めた後、誰と話し、誰と食事をしながら毎日を過ごすのか。
生活が安定していることと、心から安心して暮らせることは、必ずしも同じではありません。
求めていたのは、華やかな恋愛ではなく「安心できる関係」
女性は相談の中で、このように話してくださいました。
「人生100年時代と言われる中で、心を寄せられる安心した環境を求めたいんです」
求めているのは、若い頃に思い描いていたような華やかな恋愛ではありません。
何かあったときに気にかけてくれる人がいること。
一日の出来事を話せる相手がいること。
体調が悪いときに「大丈夫?」と声をかけてもらえること。
嬉しいことも不安なことも、ひとりで抱え込まずに分かち合えること。
この女性が求めていたのは、結婚という形だけではありません。
心を寄せ合いながら、これからの人生を一緒に歩んでいける安心感だったのだと思います。
山形で50代から出会いを探す難しさ
山形県内にも、50代で独身の方は少なくありません。
死別や離婚を経験した方。
仕事や家族の介護を優先してきた方。
若い頃は結婚を必要と感じなかったものの、年齢を重ねてからパートナーの存在を意識するようになった方。
これまでの人生や、出会いを求めるようになった理由は一人ひとり異なります。
一方で、50代以降になると、日常生活の中で新しい異性と自然に出会える機会は限られていきます。
職場と自宅を往復する生活になり、友人や知人からの紹介も以前ほど多くありません。
婚活イベントも、20代・30代を対象とした企画が中心になりやすく、参加したくても年齢条件が合わないことがあります。
特に山形では、車での移動が中心になりやすく、生活圏や人間関係が固定されると、新しい出会いにつながりにくい面もあります。
「気持ちはあるけれど、どこで出会えばよいのか分からない」
そのように感じている50代・60代の方は、決して珍しくありません。
大切な人への思いと、新しい人生を求める気持ちは両立する
死別を経験した方の中には、新しいパートナーを求めることに罪悪感を抱く方もいます。
「亡くなった夫に申し訳ないのではないか」
「夫のことを忘れてしまうようで怖い」
「子どもや親族はどう思うだろう」
「この年齢で婚活してもよいのだろうか」
さまざまな思いが交差し、前へ進むことをためらってしまうのです。
しかし、大切な人を思い続けることと、これからの人生を誰かと歩みたいと願うことは、矛盾するものではありません。
過去を忘れるために新しい出会いを求めるのではなく、これまで歩んできた人生を大切に抱えながら、これからの時間にも安心や温かさを求めてよいのだと思います。
ひとりで生きていくことも、一つの選択です。
同じように、誰かと支え合って生きていくことも、大切な選択です。
まずは、自分の本当の気持ちを否定しないことが、これからの人生を考える第一歩になります。
50代の婚活は、若い世代と同じ進め方ではありません
50代からの婚活では、気持ちや相性だけでなく、現在の生活環境や将来の暮らし方を丁寧に確認する必要があります。
例えば、次のようなことです。
- ご両親の介護や看取り
- 現在の仕事や退職時期
- 住まいや所有している不動産
- 子どもや親族との関係
- 健康状態や通院
- 生活費や老後資金
- お墓や相続
- 結婚後に希望する距離感
若い世代の結婚と比べると、二人の気持ちだけでは決められない事情も増えてきます。
だからこそ、「結婚したら、すぐに一緒に暮らさなければならない」と考える必要はありません。
それぞれの生活基盤を大切にしながら、週末を一緒に過ごす週末婚。
一定期間は別々に暮らし、環境が整った段階で同居を考える別居婚。
お互いの住まいを維持しながら、必要なときに支え合う関係。
仕事の退職や親御様の介護が落ち着いてから、一緒に暮らし始める選択。
結婚生活の形は一つではありません。
世間一般の形に自分たちを無理に合わせるのではなく、二人にとって安心できる距離感と暮らし方を話し合うことが大切です。
50代女性が交際3か月でご成婚した事例
ハートフルコネクションでは、50代で結婚相談所の活動を始め、交際約3か月でご成婚された女性もいらっしゃいます。
お相手とは片道2時間以上離れた遠距離でした。
距離だけを見れば、決して簡単な交際ではありません。
それでも、お二人は予定を調整しながら計画的にデートを重ね、会えない日は電話で会話を続けました。
女性は自分の気持ちを素直に伝え、お相手もその気持ちを受け止めながら、少しずつ信頼関係を築いていきました。
50代からの婚活では、若い世代と同じスピードや形に合わせる必要はありません。
それぞれが歩んできた人生や現在の生活を尊重し、現実的な課題について話し合いながら、二人に合った関係を育てていくことが大切です。
ハートフルコネクションが大切にしている婚活支援
山形の結婚相談所ハートフルコネクションには、50代・60代の会員様も在籍し、この世代のご成婚事例も生まれています。
私たちが大切にしているのは、希望する年齢や年収、居住地などの条件だけを確認し、お相手を紹介することではありません。
面談では、次のような内容を丁寧に伺います。
- なぜ今、パートナーが必要だと感じているのか
- どのような関係であれば安心できるのか
- 現在の仕事や住まいをどうしたいのか
- 親御様の介護や家族との関係をどう考えているのか
- これからどのような毎日を送りたいのか
- 同居や別居について、どのように考えているのか
大切なのは、「誰と結婚するか」と同じくらい、「どのような関係を築き、どのような生活を送りたいのか」を整理することです。
現在の状況だけでなく、親御様の介護、退職時期、住まい、家族関係なども含め、中長期的な着地点を一緒に考えていきます。
週末婚や別居婚、将来的な同居など、選択肢を知ることで、自分では考えていなかった方法が見つかることもあります。
一人で考えるより、選択肢は広がります
一人で悩み続けていると、同じ不安が頭の中を何度も巡ってしまうことがあります。
「この年齢では難しいのではないか」
「家族に理解してもらえないのではないか」
「自分の環境では、誰かと暮らすのは無理ではないか」
しかし、事情を一つずつ整理してみると、必ずしも「すぐに同居する結婚」だけが答えではないことに気づきます。
婚活を始めるかどうか、まだ決まっていなくても大丈夫です。
相談したからといって、必ず入会しなければならないわけでもありません。
まずは、現在感じている寂しさや不安、これから望んでいる暮らしについて、言葉にすることから始めてみませんか。
「寂しい」と感じることは、決して弱さではありません。
これからの人生を大切にしたいという、心からのサインなのかもしれません。
ハートフルコネクションは、山形でこれからの人生を考える50代・60代の皆様に寄り添い、一人ひとりの環境や価値観に合ったご縁とライフデザインを一緒に考えてまいります。
どうぞ、一人で抱え込まずにお気軽にご相談ください。
https://www.heartfulconnection.jp/otoiawase
この記事を書いた人
ハートフルコネクション代表
大場貴之
自身も約15年間の婚活経験を経て結婚。法人営業に25年間携わり、人と向き合ってきた経験を生かして、山形県内を中心に幅広い世代の婚活を支援しています。
出会いの提供だけでなく、結婚後にどのような人生を送りたいのかという「在り方」やライフデザインを丁寧に整理し、第一印象、コミュニケーション、活動分析、交際中の課題まで、一人ひとりに合わせてサポートしています。
主な受賞・資格・支援実績
- IBJ AWARD PREMIUM 2025年下期受賞
- IBJ AWARD PREMIUM 2026年上期受賞
- JLCA認定婚活カウンセラースペシャリスト
- 令和8年度むらやま広域婚活事業受託
- 山形県内自治体における婚活支援実績多数
ハートフルコネクションは、IBJ公式ページでも2025年下期・2026年上期のIBJ AWARD PREMIUM受賞相談所として掲載されています。また、大場貴之は山形県内では少ないJLCA認定婚活カウンセラースペシャリストとして紹介されています。
令和8年度むらやま広域婚活事業は、婚活イベント、婚活セミナー、結婚支援者向け研修などを通じ、村山地域で結婚を希望する方の出会いと交際を支援する事業です。
