山形で50代・60代から婚活を始めるのは遅いのでしょうか。60歳女性の相談事例と結婚相談所の成婚データをもとに、男女が抱える不安の違いやシニア女性の成婚増加、人生後半のパートナー探しについて山形市の結婚相談所が解説します。
「60歳で婚活相談に来るなんて、おかしいですよね?」
先日、個別相談に来られた60歳の女性から、このような言葉をかけられました。
婚活をしたい気持ちはある。
これからの人生を一人で過ごすことに、不安がないわけでもない。
それでも、
「今さら婚活を始めていいのだろうか」
「この年齢で結婚したいと思うのは恥ずかしいのではないか」
「周りからどう思われるだろう」
と、ご自身の年齢を理由に一歩を踏み出せずにいたそうです。
山形で50代・60代の婚活相談を受けていると、特に女性から「この年齢で婚活するのは、おかしいですよね?」と聞かれることがあります。
しかし、誰かと人生を歩みたいと思う気持ちは、本当に年齢によって諦めなければならないのでしょうか。
50代・60代になると、将来への不安が現実になる
50代・60代になると、若い頃には漠然としていた将来が、少しずつ現実味を帯びてきます。
親の介護や看取り、自分自身の健康、定年後の生活、病気や入院、そして一人で暮らすことへの不安。
男性も女性も同じように将来を考えますが、婚活相談の現場では、その不安への向き合い方に違いを感じることがあります。
男性は、
「このまま一人で老後を迎えるのが不安です」
「病気になったときに、誰にも気づかれないのではないか」
「両親を見送った後、本当に一人になってしまう」
と、不安をきっかけに婚活を始める方が比較的多くいらっしゃいます。
内閣府の令和7年「人々のつながりに関する基礎調査調査P7図1-5」では、孤独感が「しばしばある・常にある」と答えた割合は男性5.3%、女性3.7%でした。年代別では、男性は50代でその割合が高くなっています。また、男女とも未婚者や離別経験者は、有配偶者より強い孤独感を抱えている割合が高いことが示されています。
もちろん、すべての男性に当てはまるわけではありません。
ただ、仕事中心の生活を長く続けてきた男性の場合、退職後に人とのつながりが急に少なくなる可能性を考え、パートナーの必要性を強く感じることがあります。
女性は不安があっても、自分にブレーキをかけやすい
一方、女性も将来に不安を感じています。
それでも行動する前に、
「この年齢で相手が見つかるのだろうか」
「男性はもっと若い女性を希望するのではないか」
「子どもや親族に反対されないだろうか」
と、周囲の目や年齢を気にして立ち止まってしまう方がいます。
さらに、結婚後の生活を具体的に想像する女性も少なくありません。
「また家事を一人で背負うことにならないか」
「相手や相手の親の介護を期待されないか」
「今まで築いてきた自由な生活が失われないか」
このような心配です。
つまり、女性が一歩を踏み出せないのは、パートナーを求める気持ちが弱いからではありません。
結婚によって得られる安心だけではなく、結婚後に生じる生活の変化まで慎重に考えているからではないでしょうか。
「この年齢で婚活なんて」という常識は本当でしょうか
50代・60代になると、自分の気持ちより先に、世間の常識を考えてしまうことがあります。
しかし、その常識は誰が決めたのでしょう。
80歳からゴルフを始める方もいれば、100歳を超えても運動を続ける方がいます。
新しい趣味を始めることは応援されるのに、新しい恋を始めることだけが「今さら」と言われるのは、少し不思議な話です。
恋をしたい。
誰かと食事をしたい。
旅行や趣味を一緒に楽しみたい。
困ったときには、お互いの安否を気遣いたい。
そのような気持ちに、年齢制限はありません。
年齢によって出会い方や生活設計は変わります。しかし、誰かと人生を歩みたいと願う資格まで失われるわけではありません。
IBJでは90代・80代の会員様も活動しています
IBJ加盟相談所内の2026年7月時点の会員情報では、男性は90代、女性は80代の方も婚活されています。
この事実を知ると、
「60歳から婚活を始めるのは遅い」
という考えが、少し違って見えてこないでしょうか。
私自身、この情報を知ったときは、とても勇気づけられました。
その一方で仲人としては、
「無事にお見合い会場まで行けるだろうか」
「移動や体調面のサポートも必要なのではないか」
と、少し心配にもなりました。
人生100年時代の婚活では、単にお相手を紹介するだけではなく、安心して活動できる環境を整えることも、結婚相談所の大切な役割になっていくのだと思います。
50代以上の成婚者は8年間で約4倍に増加
「実際に、50代や60代で結婚している人はいるのでしょうか?」
その疑問に答えてくれるのが、2025年IBJ成婚白書のデータです。
IBJの結婚相談所で成婚した50代以上の方は、2017年の348名から2025年には1,389名となり、8年間で約4倍に増加しました。
特に大きく伸びたのが女性です。
50代以上の女性の成婚者数は89名から520名へ約5.8倍、男性は259名から869名へ約3.4倍に増えています。50代以上の成婚者増加を力強く後押ししているのは、実はシニア女性なのです。
これは、「50代以上の人が以前より4倍結婚しやすくなった」という意味ではありません。
それでも、50代・60代から婚活を始め、新しいパートナーと人生を歩み始める方が増えていることは、間違いなく勇気を与えてくれる結果ではないでしょうか。
婚活は、結果だけを求めるものではありません
婚活を始めると、どうしても「結婚できるか」「成婚できるか」という結果に目が向きます。
もちろん、結婚相談所として成婚を目指すことは大切です。
しかし、結果ばかりを考えると、婚活は苦しくなります。
人と話すこと。
知らなかった価値観に触れること。
自分がこれからどのように生きたいのかを考えること。
その過程にも、大きな意味があります。
新しい洋服を選んだり、髪型を整えたり、行ったことのない場所へ出かけたりすることで、日常に少しずつ変化が生まれます。
そして、自分の気持ちに素直に行動している人は、表情が明るくなります。
やりたいことを楽しんでいる人は、年齢に関係なく魅力的です。その前向きな雰囲気が、周囲の人にも伝わっていくのではないでしょうか。
「何歳だから」ではなく「これからどう生きたいか」
大切なのは、
「もう60歳だから」
と年齢から考えることではありません。
「これからの人生を、どのように過ごしたいのか」
という、自分の在り方から考えることです。
一人で過ごす人生が幸せな方もいます。結婚だけが正解ではありません。
しかし、本当は誰かと過ごしたいと思っているのに、「この年齢だから」と自分の気持ちを閉じ込めてしまうのは、少しもったいないように感じます。
ハートフルコネクションでは、山形で30代から60代まで、幅広い年代の会員様が活動し、ご成婚されています。
初婚、再婚、死別、離婚など、これまで歩んできた人生も、結婚に求めるものも一人ひとり違います。
すぐに入会を決める必要はありません。
まずは、これからの人生をどのように過ごしたいのか、一緒に整理することから始めてみませんか。
「この年齢で婚活相談をしても、おかしくないでしょうか?」
その答えは、もちろんです。
相談したいと思った今が、これからの人生に向き合うタイミングです。
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