想いを言葉にのせて
結婚相談所を運営していると、日々さまざまなご相談をいただきます。
その中でも、私が最も嬉しく感じる相談のひとつがプロポーズ相談です。
「どんな場所で伝えたらいいですか?」
「指輪は用意した方がいいですか?」
「サプライズにしたいけれど、やりすぎにならないでしょうか?」
このようなご相談をいただくたびに、いよいよ人生の大きな決断の場面が近づいているのだと感じ、私自身も自然と気合が入ります。
もともと私は営業職の経験があり、企画を考えることも好きでした。
そのため、プロポーズの演出を一緒に考える時間は、まさに幸せの企画会議のようなものです。
ただし、ここで大切なのは、派手な演出をすることではありません。
お相手が喜ぶ形で、しっかり気持ちが伝わること。
それが一番大切です。
私自身のプロポーズは、フラワーケーキの中に指輪でした
私自身は、婚約指輪を購入し、クリスマスにフラワーケーキの中へ指輪を入れてプロポーズをしました。
当時は、
「サプライズで驚かせたい」
「一生忘れられない思い出にしたい」
という想いが強く、同棲していたアパートで演出をしました。
今思えば、なかなか頑張った方だと思います。
ただ、ここでひとつ問題があります。
私はいまだに妻から、
「プロポーズの言葉はなかったよね」
と言われ続けています。
指輪は用意した。
演出も考えた。
クリスマスというタイミングも選んだ。
フラワーケーキまで使った。
しかし、肝心の「言葉」が記憶に残っていない。
これは、プロポーズ支援をしている私にとって、ある意味で大きな教訓です。
どんなに素敵な演出をしても、最後に残るのはやはり自分の言葉なのだと思います。
今どきのプロポーズは、婚約指輪だけが正解ではない
以前は、プロポーズといえば婚約指輪。
箱をパカッと開けて、「結婚してください」と伝える場面をイメージする方も多かったと思います。
もちろん、今でも婚約指輪は特別な意味を持つ素敵な贈り物です。
一方で、最近は必ずしも婚約指輪が必須ではなくなってきています。
実際に、婚約記念品としては婚約指輪が多いものの、ネックレス、ピアス・イヤリング、時計など、指輪以外を選ぶカップルも一定数いるとされています。ゼクシィの記事でも、婚約記念品は婚約指輪が67.9%としながら、指輪以外の選択肢も紹介されています。
その背景には、価値観の変化があります。
「普段使いできるものがいい」
「指輪のサイズやデザインは一緒に選びたい」
「婚約指輪よりも、新生活や結婚式にお金を使いたい」
「形よりも、言葉や時間を大切にしたい」
このように、令和のプロポーズは、昔ながらの形式だけではなく、ふたりに合った形を選ぶ時代になってきています。
「月給3か月分」は、実は広告から広まった考え方
婚約指輪といえば、昔から
「給料の3か月分」
という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
ただ、この言葉は古くからの日本の伝統というより、ダイヤモンド業界の広告キャンペーンによって広まったものとされています。特に日本では、1970年代の広告で「婚約指輪は給料3か月分」というイメージが広がったと紹介されています。
つまり、必ずしも「高額でなければ気持ちが伝わらない」ということではありません。
大切なのは金額ではなく、
なぜそれを選んだのか
どんな想いを込めたのか
これからどんな人生を一緒に歩みたいのか
という部分です。
高価な指輪であっても、気持ちが伝わらなければ寂しいものになります。
反対に、大きな金額をかけなくても、相手のことを考え抜いたプロポーズは、一生心に残るものになります。
結婚指輪には「永遠」と「誓い」の意味がある
ここで、結婚指輪の意味にも少し触れておきます。
結婚指輪は、円の形をしています。
円には始まりも終わりもありません。
そのため、古くから永遠の愛や途切れない絆の象徴とされてきました。
また、結婚指輪の歴史は古代ローマ時代にまでさかのぼるとされ、当時は鉄や銅の指輪が結婚の儀式で使われていたと紹介されています。
左手の薬指につける理由についても、古代では「薬指は心臓につながっている」と考えられていたという言い伝えがあります。心、愛情、誓いと結びつく指に指輪をつけることで、ふたりの絆を形にしたと考えられています。
つまり結婚指輪は、単なるアクセサリーではありません。
「これから夫婦として歩んでいきます」
「お互いを大切にします」
「日常の中でも、誓いを忘れません」
そんな意味を込めた、ふたりの人生の証でもあります。
結婚相談所のプロポーズは、実は“博打”になりにくい
一般的な恋愛では、プロポーズのタイミングや相手の気持ちが分からず、不安を抱える方も多いと思います。
「今伝えて大丈夫だろうか」
「断られたらどうしよう」
「指輪のサイズが分からない」
「そもそも指輪が欲しい人なのか分からない」
このような不安は、決して珍しくありません。
その点、結婚相談所でのプロポーズは、かなり安心感があります。
なぜなら、担当カウンセラーが双方の気持ちを確認しながら進めるからです。
お互いに結婚の意思があるのか。
プロポーズを受ける気持ちが整っているのか。
どのようなプロポーズが理想なのか。
婚約指輪を希望しているのか。
指輪のサイズは何号なのか。
派手なサプライズが好きなのか、落ち着いた雰囲気が好きなのか。
こうした部分を丁寧に確認しながら進めるため、いきなり一か八かで勝負するような危険なプロポーズにはなりにくいのです。
これは、結婚相談所で活動する大きなメリットのひとつだと思います。
今どきのプロポーズで大切な3つのこと
今どきのプロポーズで大切なのは、次の3つです。
1. 相手の価値観に合わせること
自分がやりたい演出ではなく、相手が喜ぶ演出を考えることが大切です。
人前で盛大に祝われたい方もいれば、ふたりきりの落ち着いた空間で伝えてほしい方もいます。
サプライズが好きな方もいれば、驚かされるのが苦手な方もいます。
プロポーズは、自己満足の演出ではなく、相手への思いやりの表現です。
2. 形だけでなく言葉を残すこと
指輪、花束、ネックレス、手紙、レストラン、旅行。
どの形を選んでも素敵です。
ただし、最後に大切なのは言葉です。
「結婚してください」
「これからの人生を一緒に歩んでください」
「あなたを大切にしていきたいです」
シンプルでも構いません。
自分の言葉で伝えることが、何より心に残ります。
私のように、演出を頑張ったにもかかわらず、後から「言葉はなかった」と言われないためにも、ここはぜひ大切にしていただきたいところです。
3. 一生振り返れる思い出にすること
プロポーズは、その日だけのイベントではありません。
結婚後、何年経っても、
「あのとき、こんなふうに伝えてくれたよね」
「あの場所に行くと思い出すよね」
と振り返ることができる、大切な記念日になります。
だからこそ、派手さよりも、ふたりらしさ。
高額なプレゼントよりも、心に残る言葉。
周囲に見せるためではなく、ふたりの人生に残る時間にすることが大切です。
プロポーズは、人生の決断を形にする大切な瞬間
プロポーズは、単なるイベントではありません。
お互いの人生をこれから一緒に歩んでいくという、大きな決断を伝える場面です。
だからこそ、私はプロポーズ相談をいただくたびに、心から嬉しくなります。
婚約指輪を用意するのも素敵です。
お花と言葉で伝えるのも素敵です。
ネックレスやピアスなど、相手が日常で身につけやすいものを選ぶのも素敵です。
大切なのは、形式に合わせることではありません。
相手を想い、ふたりらしい形で、これからの人生を一緒に歩みたいと伝えること。
それが、今どきのプロポーズに一番大切なことだと思います。
結婚相談所では、出会いから交際、そしてプロポーズまでを一緒にサポートしています。
人生の大切な節目が、後悔ではなく、何度でも思い出したくなる記念日になるように。
私自身の少し反省も込めながら、皆さまにはぜひ、
「言葉も演出も心に残るプロポーズ」
をしていただきたいと思っています。
無料相談について
当相談所では、婚活に関するお悩み相談や結婚相談所活動について予約制で面談を実施しています。
ご自身の人生の選択ですので勧誘はしません。婚活は自身の気持ちが結果に左右するからです。私の役割は、心と行動の整理をし結果に結びやすく支援することです。お気軽にご相談くださいね。
https://www.heartfulconnection.jp/landing
